ピタットハウスライブラリー ~賃貸・売買のお役立ち情報~ マンションVS戸建て

POINT 01 建物の特徴・住み心地編

戸建てとマンションでは、住み心地に大きな違いがあります。設備や広さ、駐車場、騒音、セキュリティ面など様々な面が異なります。どちらの方が優れているかは、住む方の価値観によって異なるので、判断基準ごとに考えていくことが大切です。ここでは建物の特徴と住み心地について、暮らしの違いをみていきましょう。

  • 建物設備

    部屋の設備はマンション・戸建てともに設置できる設備に大きな違いはありません。マンションなら共有設備で宅配BOX・オートロック・24時間ご利用可能なゴミ置き場などが利用できるのは利点です。一方、戸建てはペットを自由に飼うことが出来たり、トランクルームを庭に設置できたりとカスタマイズできる幅が広いのが特徴です。

  • 騒音問題

    戸建ての場合は隣の家との距離が離れているほど騒音面で気遣う必要は少なくなります。一方マンションの場合は、隣・上下階の方への騒音に対しての配慮は必要不可欠です。

  • 間取り

    戸建てはフロアが複数あるため、1階は家族団らんのスペース、2階は個々のプライベートスペースにする等、空間を分けやすいでしょう。マンションはワンフロアのフラットな空間になるため、デッドスペースが少ない効率的に使えるような間取りに設計されるのが一般的です。段差が少ないので、お年寄りやお子様には安心です。

  • 立地

    マンションは駅や商業施設へのアクセス良好な場所に建てられることが多いので、利便性重視の方にはマンションがおすすめです。一方、戸建ては郊外に建てられることが多いので、閑静な住宅街で子育てをしたいなど住環境重視の方におすすめです。

  • セキュリティ

    マンションは管理人がいたり、防犯カメラ、オートロックなどの設備があることから、セキュリティ面では戸建てより優位です。戸建ての場合は、ホームセキュリティの導入を検討したり、日頃のご近所付き合いなどで防犯意識を高く持つことが必要でしょう。

  • メンテナンス

    マンションは管理会社が共用部分は清掃してくれたり、定期的な大規模修繕が行われます。一方、戸建ての場合は掃除や庭の手入れなどの日々のメンテナンスと、給湯器・屋根などの10年、20年単位での修繕を自分たちで行う必要があります。

POINT 02 かかるお金編

一番気になるのが費用面です。購入時の初期費用はもちろん、暮らし始めてからもかかるお金(ランニングコスト)があります。それぞれの費用項目で、マンションと戸建てを比べてみましょう。

  • 購入価格

    土地を単独で所有する戸建ては、都心部等の地価が高い場所になるほど購入価格がマンションに比べると高くなる傾向にあります。ただし、地域や分譲規模によってはマンションと戸建てで価格に大きな差がない場合もあります。

  • 住宅ローン・税金

    戸建てでもマンションでも、組める住宅ローンの種類は変わりません。また、契約時にかかる登録免許税も建物によって異なることはありません。しかし、固定資産税、都市計画税といった税金が、戸建ての場合は土地の所有分が多くなる分、納税額が高くなる傾向にあります。

  • メンテナンス費用

    マンションは月々管理費、修繕積立金といった費用(2~5万円程度)の支払いが必要となります。戸建ては月々の費用の支払いは必要ありませんが、自分達で修繕にかかる費用を計画的に貯金をする必要があります。万が一に備え、計画的にお金を管理したいですね。また、車を所有する場合には駐車場代が必要になることも考えておきましょう。

POINT 03 将来を考える編

購入時には、将来について検討することも大切です。マンションと戸建てでは「資産価値」も異なるでしょう。またライフスタイルの変化による「リフォーム」や「耐震・耐久性」など、様々な面で考えてみましょう。

  • 貸しやすさ・売りやすさ

    転勤等のやむ得ない事情で賃貸や売却をする場合にはマンションの方が借り手がつきやすく、売却しやすいと言われています。それはマンションの方が立地条件・設備面で優位になるケースが多いためといえるでしょう。

  • リフォームのしやすさ

    戸建ての場合はライフスタイルの変化に合わせてリフォームしたり、場合によっては2世帯住宅に増改築することをでき、自由自在に家をカスタマイズできます。マンションは管理規約やマンションの構造上、リフォームに関してはある程度の制限があり、戸建てほど自由にリフォームできるとはいえません。

  • 耐震性・耐久性

    木造の戸建てに比べると、コンクリート造のマンションの方が、耐久性は優位でしょう。一般的に戸建ての耐久年数は40年前後、マンションの耐久年数は60年前後と言われています。耐震性については、築年数が新しい戸建てであれば、マンションにも用いられる耐震工法を使っている家もあり問題ない場合が多いです。しかし、築年数が経過している戸建ての場合は、購入後に耐震のための対策を検討した方が良いでしょう。

ライフスタイルにあった住まい選びを

不動産の購入は人生の1大イベントじゃな。
だからこそ、決断をする前には必ず、自分たちのライフスタイルの未来予想図をイメージしてみるのだぞ。
今は子供がいなくても、「将来は子供がほしい!」や、「ゆくゆくは両親と同じ世帯に住みたい」等、しっかりとした未来を見据えた住まい選びをしたいものじゃ。
「マイホームを手に入れた!」という満足感は戸建ての方が高いかもしれん。
しかし、戸建にも、マンションにもメリット、デメリットがあることを忘れずに!

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